ウッド浴

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≪ 表面処理 ≫

ニッケルメッキ
ウッド浴
ウッド浴
特徴
ニッケル金属イオンの供給源として塩化ニッケルを使用し、塩酸を添加してpHを低くするのが特徴で、めっきすると品物から多くの水素ガスが発生する。

用途
ステンレス等のように表面が不動態化しやすい素材に使用される。
ステンレスにワット浴で直接ニッケルめっきを行うと、表面が不動態皮膜で覆われているので密着性の良いめっきは得られない。密着性の良い皮膜を得るには、前処理で不動態皮膜を完全に除去した後にめっきを行うが、前処理後からニッケルめっきに移行する間に酸化されてしまうので、活性化力の高いウッド浴でめっきを行い、その後、通常のめっきを行う必要がある。

性質
・活性化力が高い。
・めっきすると品物から多くの水素ガスが発生する。

浴種
【一般的な浴組成】
  ワット浴 スルファミン酸浴 ウッド浴 黒色浴
硫酸ニッケル(g/L) 240〜300 - - 60〜80
硫酸ニッケルアンモニウム(g/L) - - - 35〜50
塩化ニッケル(g/L) 40〜70 - 240 -
スルファミン酸ニッケル(g/L)   440〜500 - -
ホウ酸(g/L) 30〜45 30〜50 - -
塩酸(mL/L) - - 125 -
硫酸亜鉛(g/L) - - - 20〜35
チオシアン酸ナトリウム(g/L) - - - 18〜25
添加剤(光沢剤) 適量 適量 - 適量
pH 3.8〜4.2 3.8〜4.4 1.5以下 4.0〜6.0
浴温(℃) 50〜60 50〜60 常温 50〜60
陰極電流密度(A/dm2 0.5〜8 2〜40 5〜10 0.5〜1.5
攪拌 あり あり なし あり


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表面処理の三明化成

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