黒色浴

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≪ 表面処理 ≫

ニッケルメッキ
黒色浴
黒色浴
特徴
金属イオンとしてニッケルと亜鉛を含有しているのが特徴である。
通常のニッケルめっきにおいて、亜鉛が不純物として浴に蓄積すると低電流部が黒色になるトラブルが発生するが、黒色浴はこの現象を利用したものといえる。
浴に添加した亜鉛は皮膜に共析するので、厳密にはニッケル・亜鉛合金めっきである。

用途
装飾用のほか、太陽光選択吸収膜用として使用されることもある。
皮膜自身には光沢性はなく、脆いため、膜厚2μm以上の厚付けはできない。このため、下地に一般的なニッケルめっきを施す必要があり、最終仕上げとして塗装することもある。

性質
脆いため、膜厚2μm以上の厚付けはできない。

浴種
【一般的な浴組成】
  ワット浴 スルファミン酸浴 ウッド浴 黒色浴
硫酸ニッケル(g/L) 240〜300 - - 60〜80
硫酸ニッケルアンモニウム(g/L) - - - 35〜50
塩化ニッケル(g/L) 40〜70 - 240 -
スルファミン酸ニッケル(g/L)   440〜500 - -
ホウ酸(g/L) 30〜45 30〜50 - -
塩酸(mL/L) - - 125 -
硫酸亜鉛(g/L) - - - 20〜35
チオシアン酸ナトリウム(g/L) - - - 18〜25
添加剤(光沢剤) 適量 適量 - 適量
pH 3.8〜4.2 3.8〜4.4 1.5以下 4.0〜6.0
浴温(℃) 50〜60 50〜60 常温 50〜60
陰極電流密度(A/dm2 0.5〜8 2〜40 5〜10 0.5〜1.5
攪拌 あり あり なし あり


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