プリント配線板専用連続メッキ装置

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メッキ装置
ラック式
プリント配線板専用連続メッキ装置
現在のプリント基板めっき装置は、汎用型めっき装置を改良したキャリアータイプが中心です。しかし、多様な基板への対応や生産の効率化・高速化など、新たな課題に応えるために、さらに高度な設計思想を持つ専用めっきシステムの開発が望まれてきました。
基板をラックレスで、しかも垂直に搬送するUconは、汎用型に比べて飛躍的に生産性を向上させたプリント配線板専用連続めっきシステムです。コンパクトな設備で、連続して高品質のめっき生産が可能になりました。
【構造・機能】
プリント基板工場ては、水平に搬送されることの多い基板にも対応できるように自動ロード/アンロードを採用。
全ての基板は長短にかかわらず、装置下部の搬送ベルトでスムーズに効率よく垂直連続搬送され、搬送ベルトのガイドレールと基板の高さに応じて調節できる上部の移動マスクによって、同一条件のもとに槽内を通過するため、電流分布が均一で、製品の高品質化が図れます。
各処理工程の出入口にはシールロールがあり、基板通過に際しての液漏れを抑制。従来のバッチ方式に比べて、液の汲出量 は1/10〜1/25と非常に少なく、生産コストの低減とともに環境汚染の防止に役立つ構造となっています。

特徴
基板の搬送をラックレスで(ラックレス搬送方式)、しかも垂直に搬送する(縦姿搬送方式)のが大きな特長です。

■ラックレス搬送方式
基板下部をクランプするベルトが、基板の搬送、給電および基板下部のマスクをコントロール。ラックや治具を全く使用しないため、生産の流れが連続的かつ円滑で、次のように治具を用いる搬送方式では困難な多くの課題を解決。
・基板の自由な配置が可能
・均一電流分布の実現
・治具への不必要な金属析出とその管理作業の削減
・液漏れや汲出しの削減
・不必要な重量物(治具)の搬送が不要
また、処理槽の幅が短縮され、しかも高電流密度(高速)めっきにより槽の長さが短くなったため、コンパクトなスペースで大きな生産性を実現します。

■縦姿搬送方式
基板生産行程では、基板は水平搬送されることが多いため、めっき行程でも水平搬送は一つの有力な考え方です。しかし、めっき行程の場合、水平搬送は基板の上面 と下面における液の撹拌や電流分布、気泡除去などの制御、また陽極の維持管理、排気や液温の制御などが困難で、さらに床面 積も大きくなります。垂直(縦姿)に搬送すれば、これらの問題は一挙に解決するわけです。
基板のめっき処理の実績は、ほとんどが垂直(縦姿)搬送方式のため、新しい設備の設計に当たっては、蓄積された技術や経験を生かせるのもこの方式の大きな利点です。
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